深センにいこう。

先日会ったある友人が「中国では今や毎週のようにユニコーン企業が1つ生まれている」と話していました。

ユニコーンというのは、時価総額が10億ドル=1000億円を超えた成長企業のことです。そして、その震源地はまちがいなく深センです。

深セン

深センは、中国の一都市ですが、場所は香港から陸続きであり、タクシーでも行けてしまうような場所にあります。非常に面白い立地です。
(最近できた新幹線だと10-20分程度でアクセスできるそうです)

香港や台湾の大企業たちがあらゆるモノを深センで生産したために、世界の工場としてプレゼンスを高めた歴史があります。その歴史から「ハードウェアのシリコンバレー」と呼ばれています。

例えば、世界的なドローン企業であるDJI社も深センの企業ですし、昨今話題のHuawei社やWeChatで有名なテンセント社なども深センに本社を置く企業です。

深センのデータ

  • 深セン市
  • 人口:1300万人(2018)
  • 総面積:1952.84k㎡(≒大阪府、香川県くらい)
  • 20-39歳人口:65%
  • 65歳以上人口:2%
  • GDP22,439億元2018)=35兆円
  • 1人あたりGDP:199,500元(2018)=313万円

これらのデータを見て驚くのは、高齢者が2%しかいないという厳然たる事実です。GDPも高く、生活費も高いようですから、バリバリ働いている若者が中心になって成り立っている街なのだと推測します。

キャッシュレス

以前、ネットで話題になっていましたが、物乞いがダンボールにQRコードを貼り付けて街中にいて、寄付したい人はWeChat経由で行う、というエピソードがありました。北京に行ったときも思いましたが、基本的に日本がキャッシュレスと騒いでいる数世代先を進んでいます。

WeChatアプリで決済できないものはおそらくないでしょうし、銀行口座とダイレクトに紐付いているため、無理な買い物等もありません。いわゆるデビットカードと同様の仕組みです。

日本は、昨年頃から、様々なキャッシュレス周辺サービスが乱立しています。どれもどんぐりの背比べに近いため、おそらく、LINE payとPaypay、そして、楽天ペイあたりのいくつかに収束するのだと思います。

でも、現状ママの仕組みだと、なかなか日本でキャッシュレスは普及が難しいのではないかと思います。それはよく言われますが、手数料の問題です。

一般に、電子決済だとクレカ決済で3-5%程度とられるところが多いと思います。ビジネス経験のない人は大したパーセンテージではないと思う人もいますが、これは、利幅の少ないビジネスをやっている小売業や飲食店などでは割と致命的な数字だったりします。もちろん、まっとうな医療機関でもそうですね(笑)。

一方、中国で利用されているアリペイは、手数料がゼロです。現金のようにどこでもだれでもお金を受け取れますし、支払うことができるわけですね。
(WeChatペイも手数料ゼロです)

もちろん、カラクリはきちんとあって、アリペイにチャージされるお金を現金化する場合に0.1%の手数料がかかります。
イメージとしては、LINE payに入っているお金を自分の銀行口座へ出金しようとすると、216円の手数料がかかりますが、これが現金化金額の0.1%となる感じですね。

そして、アリババは消費者金融サービスや広告収入、そして、信用スコア「芝麻信用」などのサービスで利益をあげているようです。

個人的には、LINE payが手軽で便利なので、普及して欲しいと思っています。そして、そのためにはぜひ手数料無料を実現して欲しいなと思います。

話がとても逸れました。

北京から帰ってきて、中国でのキャッシュレスが普及している様や、あらゆるサービスがスマホで完結できることに非常に魅力を感じました。

僕は決済サービスを作っているわけではありませんが、医療をもっともっと価値あるものにするためのシステムを開発しています。その開発途中のサービスにおいて、ヒントが中国にあるのではないかと感じました。

中国のビジネスの中心地は上海。
そして、スタートアップの中心は深セン。

ということで、来週、上海と深センを訪問することに決めました。実際に自分の目でよく見てきたいと思います。
また、訪問レポします。